ラグビーとGDP

ラグビーW杯の開幕まで、あと3日となりました。
私はそこまで詳しいわけではないので、素直に日本代表を応援しようと思うのですが、ラグビー日本代表と言うとどうしても話題に挙がってしまうのが「帰化選手が多すぎる」「見た目からして外人チームに見えるので親近感がわかない」というような意見です。

確かにサッカーなどであれば、帰化選手はいても1人か2人なので、ぱっと見から日本代表感があるのは確かだと思います。これについては、考え方というよりも感覚的な部分だと思うので、正直議論しても平行線をたどるような気がします。

例えばバラの花が好きなAさんとひまわりの花が好きなBさんがいたとして、Aさんがいくらバラの美しさを説いたところで、Bさんをバラ派にひっくり返すのはなかなか難しいでしょう。

そのくらい人間の感覚は千差万別で、先の代表の件についても、まったく気にならないという人もいれば、気になるという人もいるのは仕方ないことだと思います。でも気になってはしまうけど、本心では応援したい。そんな方も多いのではないでしょうか。

ということでご提案。気になる派の方は、GNPを競うのがサッカーW杯で、GDPを競うのがラグビーW杯だと考えてみるのはいかがでしょう?
※帰化していたらGNPにも含まれるので、あくまでイメージ的な話です。

GNPとGDP

そういえば、どっちがGNPでどっちがGDPでしたっけ?という質問。

GNPは国民総生産だから、国民の合計。
GDPは国内総生産だから、国内の合計。

…なんて説明で覚えられるなら苦労はないです。

わかりやすくサッカーで例えるなら、大迫選手(日本人/海外で活躍)が含まれるのがGNP、イニエスタ選手(外国人/日本で活躍)が含まれるのがGDPです。

どうしても覚えられない方は、GNP半端ないって覚えましょう。
※今はGNPよりGNIが主流のようです(内容はほぼ同じ)

どちらが重要なのか?

経済の指標としては、GDPのほうが重視されています。
理由はいろいろあるとは思いますが、私としては「海外にいる日本人と日本にいる外国人、どちらがより日本の経済を回してくれるか」というような観点だと捉えています。
税金もGDPに課税されるようなイメージです。

日本の食事で体力をつけ、日本の店舗にお金を落とし、日本のアイドルに入れ込んでいるかもしれない、そんな日本代表が挑戦するラグビーW杯。ケガなくいい大会になるといいですね。

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