コンビニと人件費

前回コンビニの話を書いたので、今回はコンビニの人件費について書いてみたいと思います。
本部直営店ではなく、フランチャイズの場合の話です。利益の何割かを本部にフィーとして支払う義務があります。私が知っているコンビニの情報なので、違う形態を取っているコンビニチェーンもあるかもしれませんが、その点はあらかじめご了承ください。

さて、早速ですが…
仮に原価と人件費以外のコストがなかったとして、売上1億、原価6,000万、人件費2,000万、本部フィー50%だったとします。
この場合、店舗の利益はいくらになるでしょうか。

売上から原価と人件費を引いた後の利益2,000万に対してフィーが1,000万かかるので、利益1,000万。
…だったらよいのですが。
フィーは人件費を引く前の利益に対してかかるため、4,000万の50%で2,000万となり、利益はゼロになります。

人件費10万かけて、売上総利益(売上から原価を引いた金額)が15万上がったら、普通は5万の利益増で大成功です。
でもコンビニの場合、15万の売上総利益に対して7.5万のフィーを取られるので2.5万の利益減で失敗です。30万の売上総利益を上げて、ようやく同じ5万の利益増になります。
要するにかけた人件費に対して求められる売上増のノルマが高いんですね。だから他の業種以上に人件費をかけたくない。コンビニが常に人手不足でバタバタしてるイメージがあるのは、そのあたりにも原因があると思われます。

ちなみに、原価と人件費以外にもいろんなコストがかかりますが、フィーに関しては基本的に人件費と同じ扱いです。もちろんフィーが高い分、いろいろと保証もあったりはするようですが、改めて数字で見ると、オーナーさんの苦労がわかりますね。

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