アフターコロナの世界
なんとも不穏な日が続きますね。結局のところ、波が収まったら緩めるのでまた次の波が起こるという、その繰り返しな気がします。
日本はこれでも真面目にやってるほうだと思うのですが、極端な話、日本が完全に収束しても、海外から入ってきたら元の木阿弥ですからね。現代においてずっと海外の門を閉じるということもできないでしょうから、正直どうにもならないという印象です。
ワクチンが開発されても変異したら効かないと思うので、最終的には他の病気と同じで、どこかでリスクそのものを受け入れる方向に落としどころをつけるしかないのでしょう。
経済はどうなるか
そんなこんなで、将来的にコロナがインフルエンザと同程度の扱いになると仮定して、世界はどう変わっていくのでしょうか。
やはり気になるのは経済面ですね。というのも、誰しもコロナにはかかりたくないと思いますが、インフルエンザやただの風邪だってかからなくて済むならかかりたくないのが当然だと思います。
そう考えた時に、今回の騒動で、図らずも「感染症にかかりやすい環境」というのが私たちの心理に深く植え付けられてしまいました。コロナにかかりやすい環境は、そのまま他の感染症にかかりやすい環境に変換されます。果たして人はその環境に身を置きたいと思うか?ということです。
もちろん気にしないという人も多数いるでしょうが、今後も気にする人が2割でもいたら、それだけで感染リスクが高い業界の売上は永遠に2割減です。
売上が恒久的に2割減るというのは致命的です。それでも利益が出るという事業者はわずかでしょうし、廃業に追い込まれる事業者も継続的に出てくると思います。
しかし、業界全体の売上が2割減ったとしても、廃業等で事業者数が2割減れば1事業者あたりの売上は前と同じになります。さらに進んで3割減れば、むしろ前よりも平均売上は上がりますね。なので、そこまで耐え抜けば勝ちという戦略もあるでしょう。
こんな感じで結局は収まるところに収まるのが経済の本質かなと思ったりするわけですが、持久戦になるとやはり体力のある大手が有利でしょうか…。消費者サイドからすればチェーン店ばかりになっても面白みがないので、なんとかなってほしいなぁとは思うのですが。
少子化を阻止できるか
そんなわけで経済についてはマクロ的に見れば一定のところに収束するのかなとは思うのですが、私が一番懸念しているのは「少子化が加速すること」です。
というのも、若干生々しい話で恐縮なのですが、コロナワードでいうところの濃厚接触をしないと子供はできないじゃないですか。多感な時期にマスク着用義務、ソーシャルディスタンスを守れとか言われて育った子供たちが、コロナが収まったとしても濃厚接触できるような精神状態になるかですよね。ヘタしたらマスクなしでは会話できないかもしれない。今の環境は、深層心理に「人間は汚い」という印象を植え付けてしまうリスクがあります。
長い目で見れば、一番ケアすべきポイントはそこだと思います。なので、例えばマスクをつける理由を説明するときに「お外はばっちいから」と言うのではなく「今マスクがブームなんだ」とか言えば子供の心理に与える影響はだいぶ違うんじゃないかとか、そんなことを考えたりします。
まぁ濃厚接触については強要するようなものではもちろんないのですが、程度によっては日常生活自体が窮屈になってしまうかもしれないし、心理的な影響で人生の選択肢を狭めてしまうのはかわいそうですよね。
その辺をケアするのは大人の役目なので、一人一人にきちんと寄り添っていくことが大切なのだと思います。
最後になりますが、今一番心配なのは、検索エンジンがこのブログをR指定しないかどうかです。