広告と売上戦略

ある1年間で、100万円の広告費をかけて、70万円の売上増につながったとする。
この広告は、成功か失敗か。

早速検討してみましょう。
当期の損益だけ見れば、70万-100万=30万の損失です。
これだけだと明らかに失敗ですね。

でも、この広告の効果は、今年だけで終わるとは限りません。
例えば、ここで獲得した売上が向こう数年間続くような契約だったらどうでしょう。

来年も70万円の売上増加効果を生むことになり、2年間トータルで見ると、70×2-100=40万の利益ということになります。
5年続くとしたら、250万の利益です。かなり大きいですね。
複数年スパンで見れば成功ということになるでしょう。

このように、広告は効果の及ぶ期間全体で考えることが重要だと思います。

しかし、実はもう1つ重要なポイントがあって、
それは”何年で広告費を回収しなければいけないか”ということだと思います。

上記の例で言うと、長期的に見れば一見成功に見えますが、1年目は30万の損失であることには変わりないわけです。
この損失によって1年目で資金がショートしてしまうような状況なら、この広告は失敗ですよね。
2年目にはプラスになったとしても、1年目を乗り切らなければ2年目はないわけですから。

こういう状況なら、総利益はもっと少なかったとしても、1年目で確実に利益を出せる広告を選ばなければならない。これが2つ目の重要なポイントだと思います。

2つは相反する結論とも言えるので、結局は状況によりけりだとは思うのですが、前提となる考え方があるだけでもだいぶ違うので、こういったことも日々考えながら進んでいきたいと思っています。

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