共通
基本方針
税法、特に国税三法と呼ばれる所得税・法人税・相続税は、それぞれが細かく絡み合っています。
法人の税務対策を考えるには、法人税だけでなく、社長個人の所得税の観点が不可欠です。短期的な節税を行ったがゆえに相続財産が増加し、将来の相続税負担が増す可能性があります。
このように何かを得るために何かを失ってしまったといったことにならないよう、当事務所では税務に関する総合的なサポートを行っていきます。
実務経験
・事業会社
小売業、卸売業、飲食業、給食業、梱包業、運輸業、建築業、IT事業
・不動産関係
不動産賃貸業、不動産管理業、太陽光事業
・医療福祉関係
病院、クリニック、保育園
・エンターテインメント系
漫画家、脚本家、音楽家、CMディレクター、スタジオ、カメラマン
・相続
動産、不動産、株式、保険、代償分割、換価分割など
・遺言執行
遺言執行人として、銀行口座解約、保険解約、不動産登記支援、ゴルフ会員権譲渡手続など
※順不同
個人事業主・法人
これから開業される方
最初だから、できることがあります。最初にしか、できないことがあります。
一度走り始めたら、なかなか立ち止まれないのがビジネスの世界です。助走期間のうちにしっかりと準備をして、将来スムーズな経営ができるよう、進めていきましょう。
税務においても、手続の期限等の問題で、後からでは十分な節税策が施せない場合があります。一方で、直近を重視しすぎた結果、将来大きな足かせになってしまう場合もあります。そういったことのないよう、綿密にコミュニケーションを取りながら、お客様にとって最善な方策を採れるよう、サポートしていきます。
既に申告をされている方
事業の状況によって、採るべき施策は異なります。3年前には効果がなかったものが今では有効な場合。3年前には有効だったものが今では逆効果になっている場合。税法がまったく変わっていなかったとしても、事業の状況が違うだけで、まったく効果は異なります。
長年継続していると、何かと同じようにやってしまいがちですが、必要に応じて適宜見直しを行い、状況に応じた最善の施策を模索していきます。
個人事業主で確定申告をされていない方
確定申告をすると、税金を取られるというイメージはありませんか?
実は必ずしもそうではなく、確定申告をすることで税金が戻ってくる場合があります。
なぜかというと…
報酬の支払時には、都度法律で決められた税金(源泉税といいます)を天引きして支払われている場合が多いのですが…
・1年間で合計100万円天引きされていたが、
・実際に納付すべき税金は60万円だった。
というようなケースはよくあります。このような場合、申告すれば40万円戻ってくるのですが(還付といいます)、申告していないがゆえにムダに税金を払っていることになってしまうのです。
国は税金を取りっぱぐれたくないので、源泉税は多めに引かれていることが多いです。そのため、確定申告すると還付になるケースは多々あります。
もちろんそもそも確定申告は義務なので、しなければダメです。が、そうはいっても、これまでやらなかったことをやるというのは気が乗らないもの。お金を取られるというイメージがあったら、なおさらです。
なので、まずは「確定申告=税金を取られる」というイメージを払拭することが大事だと思い、このような内容を書かせていただきました。
お金が戻ってくる「かもしれない」確定申告、ぜひ一緒にトライしてみましょう。
個人
不動産や株式を運用されている方
不動産や株の計算は、事業に比べればシンプルで、ご自身で申告されている方も多いと思います。
しかしその一方で、取引金額が大きくなりがちで、ちょっとしたことが大きな差異になってしまう可能性があるのもこれらの特徴。もし不安に思われるようなことがあれば、気兼ねなくご相談ください。
不動産や高額資産の譲渡をされた方
譲渡所得の申告は、特に金額が大きく、臨時的であることを鑑みて特例が多く用意されている一方で、それぞれに細かい要件が定められています。
生涯でそう何度も経験することではないと思いますし、そのために時間を費やすより、ぜひ一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
相続
相続発生前
相続対策は事前の準備が一番重要です。
という言葉はいろんなところで耳にしますし、実際にその通りなのですが、一方で金銭面だけに囚われるのは、最善の相続対策とは言えないのではないか、と思うことがあります。
税金は安くなったけど、家族の仲が悪くなってしまった。財産はスムーズに移せたけど、家族の仲が悪くなってしまった。そんな話を聞くと、いたたまれない気持ちになります。
税務に関する数々の事象の中でも、相続は特に、人の感情が大きく交差する出来事だと思います。家族の構成だけでなく、個々の事情や考え方にまで踏み込めば、一つとして同じ家族はなく、そういった意味では相続に関する完全なマニュアルというものは存在しないと思っています。
だからこそ、金銭面はもちろんのこと、人の心を強く意識しながらコミュニケーションを取り、お客様と共に、最善の相続対策を模索していきます。
相続発生後
事前に相続対策がされていれば、それに則って進めていけばよいのですが、一方でいつ突然発生するかわからないのが相続でもあり、まったく準備しないまま相続が発生してしまったということも十分あり得ます。
ですが、そういった場合も、基本的な考え方は相続対策と同じです。生前にしかできない対策が取れなくなるだけで、それからでもできることはたくさんあります。
申告期限までの限られた時間の中で、最善の手法を模索していきたいと思います。
おわりに
長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
本ページに載っている内容に限らず、幅広く対応しておりますので、まずはぜひ一度ご相談いただけると幸いです。